ソフトバンク2戦連続9回逆転負けの中にも収穫 コーチを安堵させたタフな右腕の復調【#好球筆打】
◆日本ハム7×―6ソフトバンク(28日、エスコンフィールド北海道) 【記者コラム/好球筆打】 ようやく連敗ストップか。そんな思いで9回の守りを迎えたが浅はかだった。 ■指揮官の苦悩、4番の重責、家族の思い…ここでしか読めない珠玉の原稿盛りだくさん!【優勝特集はこちら】 2点を奪われて逆転サヨナラ負け。これで対日本ハムは泥沼の7連敗となった。 対戦成績も11勝12敗1分けとなり、今季のカード勝ち越しとともにリーグ全球団勝ち越しも消滅した。 26日の西武戦は守護神としての完全復活を目指すオスナが9回に3点を奪われ、逆転負けを食らった。この日は新人の岩井で逆転サヨナラ負け。優勝も決まり、勝敗に執着してない状況とはいえ、2戦連続で9回に逆転されての敗戦は今後の戦いにどんな影響を及ぼすのだろうか。多少なりとも不安を覚える。 投手陣を預かる倉野投手コーチも「もう少し、しっかりしないといけませんね。ここから(短期決戦まで)の期間はすごく大事。しっかりアプローチしていきたい」と振り返った。ブルペン陣は故障で戦列を離れる松本裕、藤井の復帰が流動的なだけに、悩ましくなるのもうなずける。 だからこそ、6回の1イニングを無安打無失点に封じた津森の投球には「指にかかっていたので球は力強かったし、切れもあった。打球も詰まっていたしね」と安堵(あんど)していた。現状、ブルペン陣は手薄なだけに、4年連続45試合以上に登板する右腕が完全復調しなければ短期決戦は苦しい戦いが予想される。敗戦の中の収穫か。(石田泰隆) 【おすすめ記事 優勝特集】 女性関係の不祥事で大批判…山川穂高を支えた妻の一言、小久保監督の長男&長女が父に贈る言葉、秋山幸二さんが語る小久保采配など西スポWEB OTTO!が総力取材したとっておき優勝記事がたっぷりです。 ▼下記の関連記事から▼
西日本新聞社