「海に眠るダイヤモンド」第5話 “いづみ”の正体が判明し「鳥肌」「情報量多くて整理に時間かかる」
神木隆之介が主演を務める「海に眠るダイヤモンド」第5話が11月24日に放送され、謎に包まれていた“いづみ”の正体が判明し「鳥肌」「情報量多くて整理に時間かかる」といった声が上がっている。 【写真】「海に眠るダイヤモンド」第5話 本作は、映画『ラストマイル』や「アンナチュラル」「MIU404」など数々のヒット作を生んだ脚本・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子が強力チームが再集結。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。 戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいくと同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントとなっている。 主演を務める神木は、1955年の長崎県・端島を生きる主人公・鉄平と現代の東京に生きるもう一人の主人公でありホストの玲央の一人二役で出演。さらに炭鉱員として働く鉄平の兄・進平を斎藤工、鉄平の幼馴染で銀座食堂の看板娘・朝子を杉咲花、どこからか逃げるように端島へやってきた謎の女性・リナを池田エライザ、鷹羽鉱業の幹部職員の息子・賢将を清水尋也、鷹羽鉱業の職員の娘・百合子を土屋太鳳が演じる。また、國村隼、中嶋朋子、宮本信子、沢村一樹、さだまさし、山本未來、映美くららら豪華キャストが共演する。 ※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。 1958年12月。「全日本炭鉱労働組合」の意向に従い、一平(國村)や進平(斎藤)たち鉱員は、期末手当の賃上げを求める“部分ストライキ”を行おうとしていた。しかし鉄平(神木)たち鷹羽鉱業側は、鉱員たちの要求を退け鉱山のロックアウトを実施。ロックアウトされると賃金自体が出ないため鉱員たちは生活に困るのだ。 父や兄、そして家族同然に思う鉱員たちと対立するという不本意な事態に、労働組合制度の仕組みに疑問を持つ鉄平。そして鉱員たちの間では、ロックアウトを選択した炭鉱長の辰雄(沢村)への不満が蔓延していた。そんな中、リナが働く職員クラブで福岡でリナ(池田)を見たという客がいたことから、心配した町子(映美)から早く帰るよう言われたリナは進平の家を訪ねる。そして「私は呪われてる」と言い、自身の悲しい過去を語り始める…というのが第5話のストーリー。 福岡でヤクザに追われ一緒に逃げようとしていた恋人が殺されたことを話すリナに、進平は自分も呪われてる、妻のえいこが亡くなったと話す。「好きになったら相手が死んじゃう」「もう誰も愛さない」と切なそうに話す2人の姿に、SNSでは「不穏すぎる」「フラグでは」と心配する声が上がる一方で、これまで妻の帰りを待ち続けていた進平から出た言葉に「認めたのか」「切ない」といった声も…。 一方、端島ではロックアウト以降、鉱員たちの不満は炭鉱長の息子である賢将にも向けられる。「おぼっちゃまはケガしない」と言われても耐えていた賢将だったが、わざと瓶を足元に転がされ「へたれ」と言われついに鉱員に暴力を振るってしまう事態に。賢将の母親が島から出ていき、父・辰雄と2人で暮らしていることが明かされ、「俺はあんたみたいな人間にはなりたくない」と反発する賢将の姿にSNSでは「だれか救ってくれ」という声も。そんな中、鉄平の父・一平が「うちのカレーいつ食いに来るんだ」と賢将に声をかけ、「俺の自慢の息子みたいなもんだ」と鉱員に言い放つ。この姿に「泣いてまう」「最高の親父」「かっこいい」といった投稿で溢れた。 そして、ラスト15分では怒涛の展開を迎える。進平が朝子の店を訪ねると、新人炭鉱員・小鉄が店から出ていく。朝子から、小鉄の母親が病気で毎日電話をかけていることや「博多のフロリダにつないでください」と言っていることを聞かされた進平は「博多」という言葉に反応。一方、店から出た小鉄はリナと遭遇し「見つけた」とリナを追いかける。小鉄は、福岡のクラブ・フロリダから逃げ出したリナを探すため端島に来たのだった。港に追い詰められたリナだったが、間一髪のところで進平がかけつけ、リナの銃を持った小鉄と進平がもみ合いに。脇腹を撃たれた進平だったが、小鉄を撃ち返し小鉄は海へ落ちる。涙を流すリナに、自分の傷はかすっただけだと落ち着かせる。小鉄の正体に「やっぱりただの炭鉱員じゃなかった」という声が上がる一方で、海流に流されて死体はあがらないことを「よう知ってる」と話す進平に「そうか」「哀しい台詞」といった声や、罪の共有をすることとなった2人に「とんでもないことに」「どうなる」と様々な声があがった。 現代では、いづみと玲央のDNA鑑定の結果が届く。いづみの孫である千景、星也と共に荒木鉄平について図書館で調べていた玲央は、DNA鑑定の結果を見て血縁関係が無いことを知り落ち込んでいた。そんな中、玲央が「いづみさん」と呼ぶのを不思議がる千景と星也は、「いづみ」の漢字は「出水」で結婚前の旧姓であることを明かす。驚く玲央がフルネームを聞くと千景が紙に「出水朝子」と書き、第5話が幕を閉じた。 第1話から謎に包まれていた、いづみの正体が判明し、SNSでは「鳥肌」「まじかまじか」「朝子ー!!!」と盛り上がりを見せた。しかし、端島のシーンでは鉄平が朝子を好きなことや、朝子が鉄平を好きなことも明かされているなか、いづみは鉄平のことが好きだったが別の女にとられたといった内容が千景らとのやり取りで明らかになっていたため「二人で幸せになって欲しいのに」という声や「整理しよう」「情報量多くて整理に時間かかる」「今後の展開怖すぎ」といった複雑な声も上がっている。 【第6話あらすじ】 東京オリンピックを翌年に控えた1963年。多くの炭鉱が閉山に追い込まれる中、端島にはいつも通りの正月が訪れていた。その頃、園芸部での活動に熱を上げる朝子(杉咲花)は、鉄平(神木隆之介)に育てた鉢植えを見せる。うれしそうな朝子を見て、うれしくなる鉄平。2人の距離は確実に近づいているようだった。一方、賢将(清水尋也)はある決意をし、鉄平にだけその胸の内を打ち明ける。そんな中、進平(斎藤工)とリナ(池田エライザ)が荒木家を訪れる。リナを追手から命懸けで助けて以来、仲を深めた2人は、ある報告を告げにやってきた。 一方現代では、自分といづみ(宮本信子)に血縁関係がないこと、そしていづみの本当の名前が“朝子”だと知った玲央(神木)は、自分と鉄平の関係を探るため、鉄平が残した10冊もの日記をひも解くことに。するとその中の1冊に、“種”のようなものが挟まっていて…。 日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」は、毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。
シネマカフェ シネマカフェ編集部