OPイントロのみで世間の話題をさらうアニメ「しかのこのこのここしたんたん」（画像はTWIN ENGINE YouTubeから）

　数々の常軌を逸した取り組みで放送前から話題を集めるテレビアニメ「しかのこのこのここしたんたん」が、オープニングテーマのイントロ耐久音源をTikTokやInstagramなど各種SNSに配信。中毒性の高いイントロループで全人類をシカにしかねない勢いです。 【画像】人類には早すぎるアニメ「しかのこのこのここしたんたん」 　『しかのこのこのここしたんたん』は、元ヤンの女子校生と、頭にツノが生えている少女・鹿乃子のこをはじめとしたシカ部部員たちを中心に繰り広げられる“ガール・ミーツ・シカ”なギャグコメディー。おしおしおさんが『少年マガジンエッジ』から『マガジンポケット』に掲載の場を移して連載中の作品で、アニメは「ゆるゆり」「干物妹！うまるちゃん」を手掛けた太田雅彦さんが監督を務め、WIT STUDIOがアニメーション制作を担当しています。 　同アニメが注目を集めたのは5月のこと。毎月第4火曜日を「シカの日」として情報発信していたアニメ公式Xが、長い作品名が覚えられるようにと、オープニングテーマ「シカ色デイズ」で作品タイトルを歌うイントロ部分をループさせた「イントロ耐久1時間」動画を投稿。 　カッティングギターとドラムの心地よいリズムに、最初の1回だけ聞こえる「ヌンッ」の音声、1時間微動だにしないシカを映し出したシュールな動画は高い中毒性を有し、「公式案件なのがマジで狂ってるよなぁ（褒め言葉）」「頭からずっと離れないの普通にえぐい」「ヌンッからじゃなきゃ取れない栄養素あるだろ」など国内外のファンをとりこにしながら、YouTube動画は記事執筆時点で565万回再生、PVなど関連動画も含めると1000万回再生を優に突破しています。 　「シカ色デイズ」はフル版はおろか、テレビサイズすら配信されていない状態ですが、ネットで大バズりしているイントロ耐久はTikTokなどでも話題に。音源が利用可能になったことで、これらのSNSでもより一層の盛り上がりにつながりそうです。 　なお、6月の「シカの日」には「エイムフォーザディアーなマインドで新しい未来をクリエイトします」など横文字満載なフレーズをイケボで語りかけてくる意識は高いがよく分からない企業CM風動画を公開し、こちらも「公式が狂っているアニメは神アニメの法則」「まだ始まってすら無いのにこんな面白いの反則やろ」などファンの困惑を深めています。