【プレイバック’04】報道陣完全シャットアウトの結婚式で広末涼子が見せていた「新妻の表情」
10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は20年前の’04年2月6日号掲載の「広末涼子『純白ウェディング姿』スクープ公開」をお届けする。 【画像】ホテルで……チェックインを終えて部屋に向かう新婦・広末と新郎・岡沢 前年の12月15日に開いた緊急会見で、結婚と妊娠を発表して世間を驚かせた広末涼子(当時23)。1月17日、その〝極秘結婚式〟が東京・銀座の小さな結婚式場で身内を中心に40人の列席者を集めて開かれた──。 ◆【広末にケーキを「あ~~ん」と】 記事が伝えるこの日の式場の様子はかなりの緊迫ムードだったようだ。 《風花舞うこの日。ヒロスエ挙式の情報を聞きつけ、寒空のもとに80人近くの報道陣が集合した。オメデタのわりには、現場は過剰なまでのピリピリムードだ。 午後2時45分、ワンボックスカーが現れ、中からフード付きのコート姿のヒロスエと新郎の岡沢高宏(当時28)が登場。いっせいに詰め寄る報道陣に向かって、なんと関係者が黒い布を広げ、二人を隠すという荒技に出る。午後4時半、報道陣一切シャットアウトのまま結婚式が始まった》 外で待機する報道陣をよそに式はつつがなく進行する。指輪の交換、誓いのキスが行われ、5時すぎからは披露宴が開かれた。料理はフレンチの鉄人・坂井宏行氏が担当し、とくに余興などなく歓談後に両親からの挨拶で締めくくれられたという。 そして7時すぎからは二次会がスタート。カーテン越しに行き交う人影、賑やかで楽しそうな会場を見上げながら、報道陣は寒空の下で缶コーヒーや使い捨てカイロで暖をとるしかなかったのだった。 そのときに行われていた二次会の様子について、記事では出席者の一人が次のように証言していた。 《「二次会の会場に集まったのは、100人くらい。最初はカフェのほうで始まり、出席者たちがシャンパン片手に談笑してたところに、音楽に合わせて二人が登場。広末は式のときと同じウェディングドレス姿でしたが、笑顔を振りまいてとてもフランクな感じでした。最初に新郎が、『生まれてくる子供と3人で頑張ります』 と挨拶し、続いて新郎の友人と新婦側の高校時代の友人がスピーチ。スタイリストの熊谷隆志氏の音頭で乾杯しました。 その後、メインダイニングに移り、立食パーティーになりました。ベースはフレンチで、お寿司やローストビーフのカウンターもあり、美味しかったですよ。 食事後には、ケーキ入刀。岡沢が広末に、『あ~ん』と食べさせるシーンもあり、会場は盛り上がってました」 お色直しに、ヒロスエは黒のワンピースのドレスにシルバーショールを羽織っ て登場。 「お腹がふっくらしているのがわかりました。シューズはローヒールでしたよ。 彼女はダンナに気を遣い、彼をしきりに立ててる感じでしたね。でも終わった後はさすがに疲れ切ったようでした。それでも笑顔は振りまいていましたが……。でも芸能人の結婚式らしくなく、こぢんまりとしたいい式でしたよ」》 寒空の下で半日以上も震えていた報道陣をよそに、中ではこんな心温まる光景が繰り広げられていたのだった。 午後10時すぎに二次会は終了。ようやく報道陣に仕事の出番がめぐってきたのだが、新郎新婦は正面の入口につけたワンボックスカーに乗ると見せかけて通用口から高級セダンに乗り込んで脱出してしまう。慌てて走って追いかけてもあとのまつりだった。一方で車などで追いかけた報道陣も、6ヵ月の妊婦を乗せているとは思えない高級セダンとの激しいカーチェイスに次々と脱落していったのだった。 車が到着したのは新宿の高級ホテル。運転手にガードされながら、新郎新婦は素早く車を降りる。「ここまでくれば大丈夫」とばかりに安堵の表情を浮かべる広末だった。そして二人は甘~いムードで寄り添いながら、客室専用エレベーターへと消えて行ったのだ。しばし世間の喧騒も忘れて水入らずの〝新婚初夜〟を過ごしたのだろう。 だが、ご存じのとおり広末は岡沢氏とは’08年に離婚してしまう。その後、キャンドル・ジュン氏と’10年に再婚したときには挙式や披露宴は行わなかった。はたして〝3回目〟では広末のウェディングドレス姿をもう一度見ることがあるのだろうか。
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