オリックスのドラフト5位・東山玲士が仮契約「1年目から1球でも多く投げて、チームに貢献したい」
オリックスは15日、ドラフト5位指名のENEOS・東山玲士投手(24)と横浜市のホテルで仮契約を結んだと発表した。契約金3500万円、年俸800万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人選手入団発表記者会見で発表される。 東山は球団を通じて「仮契約を終えて、プロ野球の世界に行くんだなと実感がわきましたし、身が引き締まる思いです。オリックスは社会人出身の素晴らしい投手がたくさんいらっしゃるので、先輩方を目標にしっかりと成長していきたいと思います。ホップ成分の強いストレートが自分の強みだと思っているので、そこを生かしながら1年目から1球でも多く投げて、チームに貢献していきたいです。任されたポジションを全うし、東山が投げれば大丈夫と思ってもらえるように頑張ります」とコメントした。 東山は香川県出身で、180センチ、83キロの右投げ右打ち。丸亀高(香川)では1年夏から公式戦に登板し、2年夏はベスト4、3年夏は3回戦で敗退し、甲子園出場はない。同志社大では2年秋からベンチ入りし、大学通算4勝。3年秋には防御率1位(0・74)でベストナインに選出された。 ENEOSでは昨秋の日本選手権、今夏の都市対抗、今秋の日本選手権に出場。今夏の都市対抗では東京ガスとの2回戦で5回途中から救援登板して2イニング3分の2を1安打、4奪三振の無失点(チームは敗退)。今秋の日本選手権ではミキハウス戦に先発して4イニングをソロ本塁打による1失点(チームは初戦敗退)だった。 担当の佐野如一スカウトからは「伸びのあるストレートが魅力の最速151キロ右腕。勝負球として投じるチェンジアップはプロでも空振りが取れる球質。主にリリーフとしての登板が多いが、先発もできる馬力を持ち合わせており、即戦力としての期待がかかる」と評されている。
中日スポーツ