2023-2024の日本を代表するクルマを決める日本カー・オブ・ザ・イヤー! 10ベストカー試乗会が開催!!
今年の10台を集めた最終選考試乗会
11月22日。千葉県にある袖ケ浦フォレストレースウェイで日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考試乗会が開催された。今期から大きく変化した日本カー・オブ・ザ・イヤー、変更点を振り返るとともに、会場での様子をリポートしていく。 【写真】選ばれた理由が面白すぎる! 北米カーオブザイヤーが想像以上にユニークだった 日本カー・オブ・ザ・イヤーとは? 1980年から行われている日本カー・オブ・ザ・イヤー。前年の11月1日から今年の10月31日までに、日本国内で発表されたモデルのなかでもっとも優れたモデルを決め、選ばれたモデルにはその年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のタイトルが与えられる。 その目的は日本におけるモーターリゼーションの発展、一層の性能・品質・安全の向上を促すとともに業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与することだ。なお現在の規約では、選考委員は上限で60名が選出され、全員が無報酬だ。 大きく変化したと序盤に述べたが、そのもっとも分かりやすいポイントがロゴだ。今年から一般公募で募った新しいロゴが採用された。 配点方法なども変更されたが、このロゴ変更は日本カーオブザイヤーが新時代へ合わせて変改していることが、大きく伝わってくるポイントだ。
大きく選考方法が変わった日本カー・オブ・ザ・イヤー
選考方法 ここからは変更点などにも触れつつ、選考方法について紹介していこう。選考は2段階あり、今回行われたのは第2次選考の最終試乗会だ。まず、上限60名の選考委員たちがノミネートされたリストのなかから最終選考(第2次選考)の対象に値すると判断した10モデルを理由とともに投票する。獲得数上位10モデルが最終選考の対象となる。これがいわゆる「10ベストカー」と呼ばれるものだ。 そして、10ベストのなかから最優秀となる「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を決める。10ベストカー選出時の得票は一度リセットされるため、この10ベストカーはすべて横並びとなり、10台は同じ位置から「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を目指すのだ。 今回袖ケ浦フォレストレースウェイで行われたのは、最終選考前の10ベストカーの試乗会。試乗会や取材などで10ベストカーには事前に乗る機会がある選考委員たちだが、同じ条件で10ベストカーを一気に試乗する機会はない。選考委員たちにとっては、この最終試乗会が「最後のチェック」として非常に重要な場なのだ。 今年からこの最終選考も大きく変わった。昨年までは各選考委員が持ち点である25点を10台のなかから5台に配点。そのなかからもっとも評価するモデルに対しては必ず10点を与える。残りの4台に、9点を上限として残りの15点を振り分けて、各モデルの合計得点で「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を決めていた。 しかし、今年からは各選考委員が16点の持ち点を10ベストのうち3モデルに配点。そのうちもっとも評価するモデルに対して10点、2番目に評価するモデル対しては4点、3番目に評価するクルマに対しては2点を与える方式となった。 そのほかの賞典 そのほか、昨年まではインポート・カー・オブ・ザ・イヤー、デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー、テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー、パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー、K CAR オブ・ザ・イヤーの5つの部門賞が用意されていたが、今年からそれぞれの部門賞はインポートカー、デザイン、テクノロジーの3つのみとなっている。 これまでよりもシンプルでわかりやすい配点方法となった日本カーオブザイヤー。どのモデルが選ばれるかはもちろん、それぞれの選考委員の投票理由も気になるところだ。 発表は12月7日に行われる。その様子はYouTubeチャンネルでも配信予定なので、気になる人はぜひチェックしていただきたい。
西川昇吾