イチロー氏、試合前は志願の「球拾い」マリナーズのスターにもアドバイス「自分を見失うなと」
TBSは22日、「情熱大陸 2夜連続スペシャル」で、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)を特集し、試合前のルーティンが明らかになった。 イチロー氏は19年3月に現役を引退。だが現在も試合前はマリナーズの本拠地Tモバイルパークを訪れ、打撃練習の際には現役さながらの動きで打球を処理し、志願して球拾いも行っている。その理由について「これが運動量としては一番多いかな。1時間くらい。面白いよ。良いトレーニングになる。グラウンドに立たせてもらってることが大きいよね。マリナーズに本当に感謝してる。この場所がなかったら僕だって続けられないもん」と語った。メジャーで選手復帰のオファーが来た場合は、断らないと決めているという。 マリナーズの看板選手フリオ・ロドリゲス外野手(23)は、イチロー氏とキャッチボールを行うなど、日頃からコミュニケーションを深めている。ロドリゲスは「どうすればイチローのように世界のトップ選手になれるか聞いたことがある。『自分を見失うな』とアドバイスしてくれた。『周りの意見は変わるかもしれないけど、自分自身の評価は変えるな』ってね」と、同氏からのアドバイスを明かした。 ロドリゲスはメジャー3年目を終えて通算80本塁打の強打者。シーズン終了後には来日し、11月17日に神奈川・横須賀市内のDeNAの球団施設「DOCK」の見学に訪れていた。