まずは日常の「徒歩」に1000歩をプラス!ウォーキング=最高のエクササイズとプロが語る理由
自分にとって必要な歩数の目安とは?
ーー自分にとって必要な歩数の目安を知る方法ってありますか? いま現時点で自分が歩いている歩数をまず測ってみてください。その歩数のプラス1000歩を意識して歩いていただくと良いと思います。そのうえで、徐々に歩数を増やしていかれると良いかと思います。 30~40代の男性の場合は、1回で歩数を稼ぎたくなる方も多いと思います。いきなり2万歩歩いて、怪我をしたり、すぐにやめてしまったりしないようにしていただくことが必要ですね。「継続は力なり」です。
ーーウォーキングを継続するための秘訣はありますか? ウォーキングを継続するためには何より「楽しむこと」が一番。家族で一緒にウォーキングしてみてはいかがでしょうか。ちょうどウォーキング協会では、2024年10月19日(土)、20日(日)に「第3回東京ベイサードツーデイマーチ」というイベントを企画しています。 体力に合わせて、普段地下鉄で通っているようなところを歩いて東京の見どころを楽しむ(6km・10km・20km・30km)コースが設定されています。 災害時に帰宅するためには30キロ歩く必要がある方も多く、どのくらいなのかを体感していただけるようになっています。ぜひご家族で参加いただくのもよいかもしれません。 ーー日常の「歩き」を意識的に「ウォーキング」に変えた場合、大体どのくらいで効果を感じることができるものなんでしょうか? 最初は自分の歩き方を改善するところからスタートし、3カ月くらいで徐々に効果を感じられるようになり、個人差はあるものの平均して半年くらいで「痩せてきた」「変わった」ことが実感できるのではないかと思います。 ◇ ビジネスパーソンはなんでも一生懸命で、すぐに目標を設定したくなる。しかしウォーキングは歩数よりも「姿勢」、自分を追い込むよりも「楽しむこと」を優先させてほしい。 ウォーキングが日常の一部になったとき、自然と体の軽さを実感できるのが理想なのかもしれない。 アントレース、河合良成=取材・文 協力=一般社団法人日本ウオーキング協会常務理事 峯孝奈、同協会普及活動事業部 森岡聡子
OCEANS編集部