世帯年収「1000万円」の夫婦です。都内に「マイホーム」を建てるのが夢なのですが、現実的ではないでしょうか?
都内でマイホームを考える夫婦にとって、世帯年収1000万円での購入は大きな課題です。さまざまな要因を考慮する必要があり、計画的に進めることが重要となります。 この記事では、都内の戸建て新築住宅の相場から世帯年収1000万円での購入可能性を検討したあとで、住宅ローンを利用する場合の注意点について解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
世帯年収1000万円で買える住宅の価格は?
東京都内で戸建て住宅を購入することは、マイホームを夢見ている家族にとって大きな目標です。世帯年収が1000万円の夫婦のケースを考えてみましょう。一般的に住宅購入の目安とされる「年収の5倍から6倍」ということを考えると、1000万円の年収であれば5000万円から6000万円の住宅が購入の範囲内に収まります。 しかしながら、都内の住宅市場の相場を考えると、この価格帯では東京23区内で希望する条件を満たす新築の戸建てを見つけるのは困難です。例えば、新築という条件を緩和して、中古の戸建てをリノベーションして住むことを考えても、その改修費用を加えると、予算を超える可能性があります。 世帯年収1000万円の夫婦が都内で戸建てを購入する場合、よりリーズナブルな価格帯の物件を見つけるためには、23区外を含めた広範囲での検討が必要になります。とはいえ、23区外であっても、駅近や利便性の高いエリアでは価格が高騰する傾向にあります。 そのため、交通アクセスにそれほどこだわらず、住環境が良好なエリアを選ぶなど、優先順位を考慮した物件選びが求められるでしょう。 また住宅価格以外にも、将来の価値や生活の利便性、教育環境など、さまざまな要素を総合的に考慮することが重要です。例えば、将来的に子どもの教育費用や老後の生活資金など、長期的な家計計画にどのように影響するのかということも考慮に入れる必要があります。 住宅購入時には、物件価格のほかにも諸費用や税金がかかるため、これらの追加コストも予算計画に盛り込む必要があります。