聖光学院、好機逃さず着実加点 5-2で光南下す 春季高校野球福島県大会 決勝(5月26日)
直球に加え、左打者対策でチェンジアップに磨きをかけている。「どんな場面でも頼りになる投手になるために一戦一戦全力で戦いたい」。東北大会での強豪校との対戦を楽しみにしている。177センチ、78キロ。東京・修徳中出身。 ■光南投手 制球苦しむ 打線反撃7回2点 光南は昨年秋の県大会決勝に続き聖光学院に敗れた。先発し五回途中4失点の国井大翔は「強い気持ちを持って挑んだが、体力が持たず崩れてしまった」と悔やんだ。 冬場に腰と右膝を痛め、今大会が復帰戦となった。一回に犠飛で先制を許したものの二回から四回は無得点に抑えた。五回は一転、スタミナが切れて制球を乱し、4者連続で四死球を与え降板。「夏に向け、長い回を投げられるようになりたい」と前を向いた。 チームは終始、聖光学院にリードされたが安打数は1本、上回った。七回には意地を見せ、無死一、三塁から4番近藤寛俊の遊ゴロと6番真岡燎人の犠飛で2点を返した。近藤は捕手として二盗を3度阻止。「最低限の仕事はできた」と振り返った。
12残塁と好機を生かせなかった点が課題として残った。主将の須藤颯歩は「一球の重みを考え直し、成長した姿を見せる」と東北大会へ決意を示した。