【ジャパンC・1週前追い】ドウデュース“充実の5歳秋” ラスト1F10秒9に武豊笑顔「スピード違反」
“充実の5歳秋”というフレーズがピタッと当てはまる。いや、それ以上かもしれない。前走の天皇賞・秋で4度目のビッグタイトルをつかんだドウデュースはCWコース3頭併せ。4角まで後方を追走し、直線は内に入った。鞍上の武豊は持ったまま。ラスト1F手前からサインを送ると、はじけるように伸びていく。時計は6F80秒9、ラスト1F10秒9を刻み、サトノグランツ(4歳オープン)に1馬身半差で最先着。引き揚げてきた武豊は「ほんと凄い、この馬は…。つかまっているだけで、この時計。スピード違反です」と笑いを交えながら話すほどの好感触。これが出来の良さを物語っている。 今年は海外から大物が来日する。その1頭がG1・6勝のディープインパクト産駒オーギュストロダン。この対戦は大きな話題となる。「盛り上がるでしょうね。一緒に走るのが楽しみです」と武豊。自身はハーツクライ産駒がパートナーで、ライバルがディープインパクト産駒。これも不思議な縁だ。いろんなドラマが詰まっている今年のジャパンCは後世に語り継がれる大一番となる。