“妥協なき守護神” に迫る 栗林良吏(広島カープ)「左足の違和感」を乗り越え 完全復活へ
広島カープの宮崎・日南キャンプ、9日は休日です。このキャンプに並々ならぬ決意を抱く 栗林良吏 投手の胸の内に 伊東平 アナウンサーが迫りました。 【写真を見る】“妥協なき守護神” に迫る 栗林良吏(広島カープ)「左足の違和感」を乗り越え 完全復活へ 広島カープ 栗林良吏 投手 「おはようございます」 プロ4年目ー。完全復活を目指す今シーズンだが、カープの守護神にあせりはない。去年はWBCに招集されるも無念の途中離脱…。シーズンに入っても状態が上がらず、くやしさを味わった。 特に栗林を苦しめたのは、投球の際に踏み出す “左足の違和感” だった。 栗林良吏 投手 「傾斜を感じやすいタイプなので、やっぱりどの球場もマウンドが違いますし、そういうところでうまく対応できなかったということが多かったので。そういう意味では、そういう傾斜を感じたりだとか、なんかちょっと落とし穴に入って投げているというのか、左足がなかなかつかないなと思いながら投げることが多かったので」 「左足がつくまでに時間がこれだけ差が出るので違和感を感じて、そのまま左足がつかないから前に突っ込んで、制球が定まらないことが多いので」 制球力の向上へ栗林が取り組んだのは、徹底的な体幹の強化だった。 自分の体をうまく使いこなせるようにー。オフの自主トレでは体のキレとバランスを養うメニューをこなした。地道で根気のいる内容でも、その中に楽しさを見出す前向きさで自分を磨き続けた。 栗林良吏 投手 「(ことし)初めてマウンドに上がったときでも全然、傾斜が嫌なふうには感じなかったので、体幹トレーニングが生きているなと思いました。そういう意味では、体幹トレニング、バランストレーニングが大事なのかなと思います」 そして、完全復活の鍵を握る「 “伝家の宝刀” フォーク」―。去年はその感覚がずれ、さまざまな握りを試すなど試行錯誤の日々を過ごしたが、そこでもまた1つの答えにたどり着いた。 栗林良吏 投手 「握ったときに違和感のない握り方が一番、自分の中で好きなので。だから、なかなか変えられないっていうのもありますし、(去年は)変えてもよくならなかったからこそ、結局、握りじゃないのかなと、体の使い方なのかなという感じなので」
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