トランプ氏が指名受諾演説「米国全体のための大統領に」
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【7月19日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は18日、大統領選に向けた共和党候補の指名を正式に受諾した。 トランプ氏は、ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)で開催中の党全国大会で指名受諾演説を行い、「今夜、信念と献身をもって、米大統領候補への指名を誇りを持って受諾する」と述べた。トランプ氏の演説は、13日の暗殺未遂事件以降初めて。 トランプ氏は事件について振り返り、「標的」は自分だと即座に理解したと説明。「極めて深刻な事態だということ、われわれが狙われていることはすぐに分かった」「(だが)ある意味、非常に落ち着いていた。なぜなら、私には神が味方していたからだ」と語った。 また、11月の大統領選での勝利を明言し、「今から4か月後、われわれは信じられないような勝利を手にするだろう」「米国の半分ではなく、米国全体のための大統領になる」と語り、聴衆を高揚させた。 さらに、米国は「反対意見を犯罪化したり、政治的見解の不一致を悪魔化」してはならないと発言。 トランプ氏は自身が複数の重罪に問われている裁判を魔女狩りと断じているが、自分は批判勢力が主張するような民主主義に対する脅威ではなく、「国民のために民主主義を救っている」と訴えた。(c)AFPBB News