愛車を「かっこいいね」と褒められてオーナーが笑顔になるようサポートします【株式会社マルゼンホールディングス代表取締役社長 米岡功二氏:TOP interview】
クルマの走る歓びや楽しさを足元から伝えるマルゼン
印象的なテレビCMでお馴染みの株式会社マルゼンホールディングス(以下、マルゼン)。このCMに登場しているのが、代表取締役の米岡功二氏である。マルゼンは米岡氏のご尊父が経営していた会社。それだけにクルマやホイール、チューニングパーツはごく身近に、あたり前にあるものだったそうだが、しかしご本人は免許を取るまで、ほとんどそういったものに興味がなかったそうだ。ではなぜクルマに興味がわき、カスタムの楽しさを知るようになって会社を継ぎ、ここまで会社を成長させることができたのか。インタビューを通じてマルゼンが考えるカスタムの楽しさ、企業としての理念、そしてマルゼンの未来について迫っていこう。 【画像】「ロク・ロク・ロク・ロク・ロクサーニ」のホイールを見る(16枚)
米岡功二氏のクルマ遍歴
マルゼンはタイヤやホイールを販売する小売店というだけではなく、たとえばオリジナルホイールの開発もおこなういわばプロショップとしても知られている。CMで米岡氏が歌っている「ロク・ロク・ロク・ロク・ロクサーニ」というのは、同社のオリジナルホイールブランド「LOXARNY」のことだ。 1981年にホイール&タイヤの専門店として創業したマルゼン、現在では関西に4店舗、関東に1店舗を構える他、大規模な通信販売を展開するようになったのだが、その成長を幼いころから目の当たりにしてきた米岡氏は、当然クルマやパーツが身近にある生活を送ってきた。 「ところがですね、子供のころはあまりクルマに対する興味がなかったんです。家業ですから、ほかのかたよりも多くクルマに触れたりする機会はありました。しかしそれがあたり前になっていたんだと思います。 ただ、大学生のときに自動車免許を取得し、はじめてのクルマとして無限のエアロパーツやホイールが装備されている、ホンダのフィットRSを買ったんです。はじめてのクルマということでほかのフィットと見比べたりしたときに、カスタムしているとかっこいい、ということを、はじめて感じたのです。 その後、家業を継ぐことになり、最初は現場で仕事をすることで勉強をはじめたのですが、そこでいろいろなお客様に出会い、個人個人で違うクルマの楽しみかたやパーツの選びかたを勉強させていただくうちに、カスタムして楽しむということに興味がわきました」
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