【高校野球】父はGコーチ 花巻東・古城が県大会初安打 チームは大勝で東北大会王手
◆春季高校野球岩手県大会 ▽準々決勝 花巻東8―0盛岡誠桜=8回コールド=(22日・花巻) かつて巨人でプレーし、現在三軍コーチを務める古城茂幸氏(48)を父に持つ大翔内野手(1年)が6―0の7回2死一、三塁で代打出場。詰まりながらも右翼線にポトリと落とすタイムリーを放ち、チームをコールド勝ちに導いた。スタメン出場した一関二との2回戦は2打数無安打で、これが県大会初安打に「(2ストライクに)追い込まれても当てにいくのではなく振り切れたのがよかった」と話した。 チームを指揮する佐々木洋監督(48)と茂幸氏が国士舘大野球部で同学年という仲もあり、神奈川から遠く離れた岩手の地で腕を磨くことを選んだ。花北地区予選では4番に入るなど、1年生ながら強打はすでに評価されている。疲労などもありスタメンを外したと明かした指揮官は、古城の安打に「風に助けられて…」と言いながらも、「期待しています。(次戦以降は)使っていきたい」と明言。古城も「持ち味の長打力を発揮してチームに貢献したい」と意気込みを語った。この勝利で春季東北大会(6月、宮城)出場に王手をかけたチームは、25日の準決勝で水沢商と対戦する。初安打の次は初本塁打。古城のバットに注目だ。
報知新聞社