地盤沈下、最大5.9センチに 岐阜のリニア工事現場近く
岐阜県瑞浪市大湫町のリニア中央新幹線トンネル工事現場付近で井戸の水位低下や地盤の沈下が起きている問題で、JR東海は27日、地表面を計測した結果、5月末から最大5.9センチの地盤沈下が起きていると明らかにした。10月下旬と比べて1センチ下がった。県が同日開いた地盤の専門家らによる委員会の会合で説明した。 会合には瑞浪市の水野光二市長も出席し、住宅の窓が開閉しづらくなったり、市施設の床がひび割れたりしたなどの状況を説明。「早く対策してほしい。地域の方の不安は遅れれば遅れるほど募る」と述べた。 瑞浪市の現場では2月中旬、トンネル掘削中に湧水が発生。付近の井戸などで水位が低下した。