【柔道】村尾三四郎が準決勝進出 投げ技で「一本」判定も取り消され最後は指導3つで勝利
◇パリオリンピック2024 柔道男子90キロ級準々決勝(大会6日目=現地時間31日 シャンドマルス・アリーナ) 【画像】準々決勝で東京五輪銅メダリスト・ファンダイク選手に敗れた新添左季選手 オリンピック初出場の村尾三四郎選手は準々決勝でアラム・グリゴリアン選手(アラブ首長国連邦)と対決。 開始1分9秒、グリゴリアン選手が消極的な指導を受けます。その後、両者ともに激しく攻め合うと開始1分26秒にグリゴリアン選手が出血のため治療に入ります。 治療を終え試合が再開されますが開始2分4秒、村尾選手が小外掛けのような体勢から相手選手を倒し、背中をつけます。すると審判は「一本」の判定。しかし村尾選手は攻撃をやめません。しばらくすると審判の「待て」がかかり映像での確認に入りました。 この試合を解説していたリオ・東京五輪2大会連続金メダリストの大野将平さんは「村尾選手決めが上手なので、初戦でもありましたけれども、背中はつけられていると思うんですが」とコメント。しかし映像を確認した審判は一本を訂正。ポイント自体が入りませんでした。しかし村尾選手はその後も集中を切らさず、大外刈りなど積極的に仕掛けます。すると2分55秒、グリゴリアン選手に指導が入ると、試合残り42秒にも3つ目の指導を受け反則負け。村尾選手が準決勝へと進みました。