「最初から不釣り合い」「8、9番目のチーム」ドジャース救援右腕の"痛烈煽り"にヤンキースGMが反応「フェアな表現だと思わない」
現地時間11月4日(日本時間5日)、ドジャースの救援右腕ジョー・ケリーは、米ポッドキャスト番組『Baseball Isn't Boring』でヤンキースとのワールドシリーズ(WS)を振り返り、「最初から不釣り合いな対戦だった」と言及。「プレーオフで8番目、9番目のチームだ」などと語り、痛烈な“こき下ろし発言”で波紋を広げている。 【動画】平凡なフライを落球 ジャッジの痛恨過ぎたエラーをチェック しかしこれには、ヤンキースの首脳陣も黙っていない。今回、ケリーからの批判に反応を示したのは、同球団でゼネラルマネージャー(GM)兼副社長を務めているブライアン・キャッシュマン氏。ニューヨークの地元局『SNY』によれば、現地時間11月5日(日本時間6日)に行われたGM会議でチームを擁護しているという。 その中で「まず第一にWSでプレーが悪かったのは認める」としつつ、「最も重要なときにベストを尽くせなかった」と振り返っているキャッシュマン氏。「ワールドチャンプで名誉を独り占めにする彼らだが、フェアな表現だとは思わない。あのシリーズでプレーが悪く、期待に応えられなかったと言う方がフェアだろう」と続けている。 さらにキャッシュマン氏は、「ジョーの場合、彼が公の場で話す様子から、少し個人的なものがあると感じる」とコメント。その上で、「世界一に輝くには、本当に優秀でなければならない。我々も優秀なチームだと思う」と自信を示し、「10月をどう乗り切っていくか、引き続き模索したい」と来季以降の戦いへ視線を向けていた。 ドジャースとの頂上決戦でヤンキースは、通算1勝4敗と敗北。中でも悪夢の展開だったのは、第5戦だ。5点リードの5回、アーロン・ジャッジ、アンソニー・ボルピーの失策で無死満塁のピンチを迎えると、さらに2死からアンソニー・リゾとゲリット・コールの連係ミスが生じ、一気に5失点。これで流れが変わり、6-7の逆転負けを喫している。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]