今週は上位勢不在 惜敗続きの佐久間朱莉に初Vチャンス到来?「いつもどおりにできれば」
<ヨネックスレディス 事前情報◇30日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6339ヤード・パー72> セキ・ユウティンのチャイナドレスがすごい【写真】 1打差の単独2位が2回と、悲願の初優勝へあと一歩と迫っている21歳の佐久間朱莉。先週の「リゾートトラスト レディス」では3月以来今季2度目の予選落ちとなったが、「2日間休めたので、だいぶ疲れも取れました。たくさん寝られたので、いい感じに休めたかなと思います」と気分転換はできているようだ。 その休みの期間では、中学3年のときから師事するジャンボ尾崎のもとを訪れ調整を行った。「パターのコーチにも見てもらったので、体の面も技術の面も調整はできたと思います」と、万全の状態で新潟に乗り込んできた。 静岡県の朝霧ジャンボリーゴルフクラグで行われた昨年大会では、プレーオフで川岸史果に敗れ初Vを逃した。「昨年のなかで最も悔しい思いをした大会なので、リベンジできたらいいなと思います」。 今年4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」では、最終日最終組からスコアを伸ばすも阿部未悠に敗れて涙のV逸。5月の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でも韓国の15歳アマ、リ・ヒョソンに1打差惜敗を喫するなど、悔しい戦いが続いている。 今週の海外メジャー第2戦「全米女子オープン」に多くの上位選手が出場するため、今大会には不在。メルセデス・ランキングでは6位の佐久間が最上位選手となる。「多少は意識はしますけど、ここにいる選手も皆さん上手ですし、あまり深く考え過ぎずに。いつもどおりにできればと思います」。静かに力を込めた。(文・神吉孝昌)