金沢エムザ屋上に踊りの輪 「レトロ」テーマに2000人楽しむ 駄菓子に行商人スタッフ
●武蔵活性化協議会が「むさし盆踊り」 武蔵、近江町、尾張町、横安江町、彦三の5商店街などでつくる金沢中心商店街武蔵活性化協議会の「金沢むさし盆踊り」(北國新聞社特別協力)は3日、金沢エムザ4階屋上で開かれ、来場者は「いいね金沢」「百万石音頭」の音楽に合わせ、踊りの輪を広げた。懐かしさを誘う駄菓子店のほか、フードコートが設置され、約2千人の来場者はアイスキャンディーやビールで涼を取りながら、まちなかの夜を楽しんだ。 【写真】能登の復興支援に向け販売されたハンドタオル 盆踊りは5商店街の中核を担う金沢エムザの屋上を活用し、市中心部ににぎわいを呼び込もうと昨年初めて開催された。2回目となった今年は「レトロ」をテーマに会場をしつらえ、行商人風のスタッフがラムネやアイスを売った。 踊りの演目は定番の「いいね金沢」「百万石音頭」に加え、横安江町商店街の「よこチラ!音頭」、尾張町商店街が昨年制作した「あんやと節」の4曲。午後6時半からの第1部で参加者は踊り方を教わり、午後7時45分からの第2部で踊りの輪を広げた。 村山卓市長のあいさつに続き、地元の獅子舞保存会による演舞や、輪島市門前町の「櫛比(くしひ)太鼓」の演奏、小中学生によるダンスなど多彩なパフォーマンスが披露された。フードコートは昨年から売り場面積や品数を増やし、来場者にはエムザのマスコットキャラクター「エムにゃん」のうちわを配布した。 会場入り口には能登半島地震の義援金の募金箱を設置。収益を義援金に充てる「能登復興応援タオル」も販売された。