東静岡アリーナ構想…地元プロバスケチームの思いは 規定満たすアリーナ確保できずトップリーグ申請断念 静岡市
ベルテックス静岡は、去年、プロバスケットボールBリーグの3部から、クラブ創設4年目で2部に昇格。ホームゲームの観客数も着実に増やしています。
ベルテックス静岡 松永康太社長:「やはりバスケとかスポーツ、エンタメがやりやすい環境を望みたいと思いますし、官民連携でやっていければ、素晴らしい場所、箱というか、場所ができるんじゃないかなと思いますけどね」
アリーナ確保できずトップリーグへの申請断念
松永社長が期待を寄せるのには、大きな理由があります。プロバスケットボールBリーグのトップリーグに所属するための規定の一つに5000席以上を収容する本拠地アリーナを確保する必要があります。ベルテックス静岡は、これを確保出来ず、去年トップリーグへの申請を断念しました。
ベルテックス静岡 松永康太社長:「断念せざるを得なかったというのは、我々も選手も応援してくれるファンの方々、スポンサーの方々の熱い思いを感じてやっているので、すごい残念な気持ち。静岡市をホームタウンにしている限り、その場所がない。ホームタウンを移転して5000席確保できる場所で申請を出して名前も変えてやるパターンもある。静岡市から生まれたチームでもあるので、そこをはなれてまでというのは考えられない」
アリーナを静岡の魅力を発信する拠点に
トップリーグを目指すためには、5000席以上あるアリーナが不可欠なのです。しかし、松永社長がアリーナに期待を寄せる理由は、それだけではないと言います。 ベルテックス静岡・松永康太社長:「静岡にはいいもの、モノ作りとかプラモデルとか、いろんないい食材もすごくおいしいお店だったりたくさんありますし、そういう、ただスポーツができる、ただエンタメが見られるっていうよりは、そういう静岡のいいものをアリーナでプレゼンテーションする、そういうのを詰め込んだ場所にしていけば、必ず県外・国外の人が静岡に来てくれると思いますし、その世界を見て、きっと未来の子どもたちはそこを誇らしく思ってくれるんじゃないかなと思うので」 静岡の魅力を発信する拠点として、アリーナを位置づけています。