東静岡アリーナ構想…地元プロバスケチームの思いは 規定満たすアリーナ確保できずトップリーグ申請断念 静岡市
住民説明会で驚きの計画を発表
さまざまな意見がある中、1月、住民説明会が開かれました。非公開で行われた説明会の中で、市長からはこんな話があったといいます。 長沼三区自治会 杉山輝雄会長:「難波市長の話の中では、アリーナからJR東静岡駅、そして静鉄の長沼駅までデッキを作って上に人を通すことを考えているとのことだったので、そういったことが是非実現できれば、ますます長沼が良くなるのかなとそういう気はした」
アリーナと静鉄・長沼駅、JR東静岡駅をつなぐデッキを建設する構想です。この方針ついて、住民からは理解が示されたものの、アリーナが建設された場合の渋滞に懸念の声が上がりました。
懸念は国道1号の渋滞
普段から交通量の多い国道1号。特に休日の夕方の渋滞はさらに激しく、住民が家になかなか帰り着かない状況になると言います。 長沼地区の住人 80代:「私もこの先に住んでいる。土日はすごいですよ、渋滞で。この通りも車が、我々は出入りが大変」 長沼三区自治会 杉山輝雄会長:「渋滞が緩和すればという話ですけど、渋滞が緩和することはないでしょうし。私はどちらかというと、本当に必要なのかと今でも半分感じている」
この点について、難波市長は…。 静岡市 難波喬司市長:「沖縄のアリーナと佐賀のアリーナを実際に見てきて、実際にイベントをやっている日に見た。そこで渋滞という状況にはなっていない。それは運用がしっかりしている。駐車場の入り口を閉めて入れないようにしていますし、その辺はしっかりと運用することは可能だと思っている」
難波市長は、アリーナを建設した場合、駐車場の利用は大会関係者などに限定して客が駐車場を利用できないようにし、国道1号の交通量が増えないような計画にすべきとの考えを示しました。期待と不安が入り混じる、静岡市の巨大プロジェクト。ここに大きな希望を託す声も。
期待寄せるプロバスケットボールチーム「ベルテックス静岡」
静岡市の東静岡エリアで検討されているアリーナ構想。これに大きな期待を寄せている人を訪ねました。静岡市のプロバスケットボールチーム「ベルテックス静岡」の松永康太社長です。