いつもの食材で作る 「腎臓」を元気にするデトックスレシピ
鍼灸師の大野沙織さんが、上柳昌彦アナウンサーがパーソナリティを務める、ラジオ番組「上柳昌彦 あさぼらけ」内コーナー『食は生きる力 今朝も元気にいただきます』(ニッポン放送 毎週月・金曜 朝5時25分頃)にゲスト出演。 『超!解毒スープ – おつかれ気味の腎臓がよみがえる』(ワニブックス)、『腎臓毒出しスープ – これだけで不調が消える!』(ワニブックス)の著者で、YouTube『腎機能アップ!ちゃんねる』(登録者数12.4万人)では実体験に基づいて腎臓のためにできることを定期的に発信している大野さんに、腎臓にいいスープの作り方や、それが体にいい理由、そして腎臓の機能を失った実体験を聞いた。
20代で右の腎臓の機能を失った経験
上柳:大野さんの著書を読ませていただき、やはり「腎臓」という文字が目につくんですが、腎臓が大変だった時があるみたいですね。 大野さん:そうなんです。20歳頃からちょっと寝込む機会が多くなり、何回か病院に行って検査を受けても原因がわからなくて。でもやっぱりおかしいな、と思ってエコーを撮っていただいたら、すぐに泌尿器科に連れて行かれてカテーテルを入れたんですが、腎盂腎炎(じんうじんえん)になっていたんです。 腎臓の方に、尿が逆流していたんです。で、腎臓に尿が染み込んでパンパンに膨れ上がる、という状態が1週間に1回あって……。 上柳:腎盂腎炎は、腎臓に雑菌などがどんどん入ってしまうそうですね。 大野さん:はい。とてもじゃないですが、立てないし起き上がれない、吐いちゃう、そんな状態でした。手術をしましたが、右の腎臓の機能はほとんど無くなっていたんです。 実は2年ぐらい分からずに過ごしていたので、その間に(腎臓の)機能が落ちちゃったんです。さらに、人気の先生に手術をお願いしたから半年待ちで、『私はまた半年、この痛みを耐えないといけないのか』と考えたら、ゾっとしました。 そんなとき、病院の待ち合い席にあった雑誌で「鍼灸特集」を見て行ってみたら、そこで状態を全部言い当てられたんです。しかも、すごくリラックスできたし、安心感がすごくあって。それで、『こういう仕事があるのか』と初めて知り、鍼灸師を目指すことになりました。