名古屋市中心部で不発弾撤去、地下鉄も一部運休…住民ら3700人避難で現場付近は閑散
名古屋市東区葵で10月に見つかった不発弾の撤去作業が15日行われた。現場から半径約300メートルは立ち入りが規制され、地下鉄も一部区間で運休するなどの警戒態勢が取られたが、約3時間で作業は無事完了した。 【写真】吊り上げられて撤去される不発弾
市などによると、作業はこの日午前10時に始まり、陸上自衛隊が不発弾の信管を除去し、現場から運び出した。
作業に伴い、市は現場付近の住民ら約3700人に避難を呼びかけたほか、市営地下鉄は東山線の栄―池下間と桜通線の太閤通―今池間で運休。市バスも迂回(うかい)運転したため、現場付近は一時閑散とした。
市によると、不発弾は全長約115センチ、重さ約250キロの米国製普通爆弾で、10月24日、建物解体作業中の作業員が発見した。