『猿の惑星』竹内力が日本版声優に決定！独裁者の敵猿役「準主役のつもりで」
俳優の竹内力が、映画『猿の惑星』シリーズ完全新作『猿の惑星／キングダム』（5月10日全国公開）の日本版声優に決定した。人間を徹底的に排除しようとする冷酷な敵猿プロキシマス・シーザー役を担当する。あわせて、竹内の声を収録した吹替版特別映像が公開された。 【動画】竹内力の声入り！『猿の惑星／キングダム』吹替版特別映像 ウィルスによって人間と猿の劇的な交代劇が起きた、今から300年後の世界を舞台に、猿と人間の新たなる衝突を描く本作。竹内が声を当てるプロキシマス・シーザーは、猿が支配権を握る世界で猿を統括し、帝国＝キングダムを築こうとする冷酷な独裁者で、衰退した人間を徹底的に排除しようとしている。
日本版声優の竹内は、「敵役でお声がけいただいて光栄に思っています。色んな映画に敵役がいて、主役がたつわけで、敵役がいないとエンターテインメントにならない。準主役のつもりで楽しく演じさせていただきました」と収録を振り返る。
過去にも多くの敵役を演じてきた竹内は、プロキシマス・シーザーを「感情を入れやすいキャラクターでした」と表現。「プロキシマス・シーザーは知性があり、よく話すキャラクターなので、猿らしく話すというよりは、彼の持つ知的なところが伝わりやすいように、そして演じているケヴィン・デュランドに寄せるように演じました」と意識した部分を明かした。 さらに、プロキシマス・シーザーと自身の共通点について「彼のように支配をしたいという思いはないけれど、自分自身も長年会社を経営していて、みんなを引っ張っていくことが多いので、そういうところは似ているかな。自分の色を出しながら生きてきたから“俺は俺でありたい”“自分らしく”というのは人より強いと思います」と回答した竹内。「人間と猿の立場が逆転するという設定をよく思いついたなと思った。すごいよね。これまで『猿の惑星』シリーズを観たことがない方でも、この作品だけで“なんて素晴らしい日だ”となるぐらい楽しめます」と劇中のセリフを交えて作品をアピールした。（編集部・倉本拓弥）
