寿司が好物の米国体操“女王”、選手村の食堂に失望「ここにあるのはフランス料理ではない。日頃はもっと健康的な食事をしている」【パリ五輪】
現地7月30日に行なわれたパリ五輪・体操女子団体総合で優勝した米国代表の“女王”、シモーネ・バイルズが選手村の食事に失望した。仏紙『Le Parisien』が7月31日に報じた。 【画像】「エレガントで素敵」「大人っぽいなぁ」イタリア体操女子が魅せる“煌びやかなレオタード”姿をチェック! 選手村の料理はビーガン食が主流で、おもに肉料理の量が不足していると以前から数々のアスリートが苦言を呈していた。量の問題に加えて、バイルズは質の部分に言及。「ここにある料理はフランス料理ではない。私たちは日頃(米国で)もっと健康的な食事をしているわ」とクオリティーそのものに失望の声を挙げたのだ。チームメイトのヘズリー・リベラも「食事がおいしいと思わない。フランスの料理は、おいしいはずなんだけどね」と語っていた。 バイルズは2020年に受けた米誌『Women's Health』のインタビューで、自身の食生活を紹介。「午前7から始まるトレーニングに合わせて、朝食はオートミールかフルーツ。カフェインは摂取せずに水を多く飲み、練習後にプロテインドリンクを飲みます。ランチは寿司やペパロニピザなどを食べ、時間があるときはパスタを作ります。アスパラガス、ブロッコリー、インゲンといった野菜もね」と、寿司をよく食べると明かしていた。 仏放送局『RMC Sport』も、「料理の量不足の問題が苦情の対象となっていた。英国代表団は自国からシェフを呼び寄せるほどで、ドイツのホッケー選手たちはケータリングサービスの体制の悪さに不満を漏らしていた」と食堂の問題を列挙。さらに「バイルズは食の問題に直面しながらも仲間とともに金メダルを獲得した」と称えている。 バイルズは、2016年のリオデジャネイロ大会で女子団体・個人総合・跳馬・床で金メダルを獲得。世界体操競技選手権では13年から通算30回も優勝しているスーパースターは、パリ大会でも金メダルを手にしてみせた。 構成●THE DIGEST編集部
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