各地の百貨店で「初売り」 大阪、巳年にちなみ「ヘビー級」食材も
各地の百貨店で3日、2025年の「初売り」があった。従業員の労働環境を改善する働き方改革の一環として、多くの百貨店が例年より1日遅く新年の営業を始めた。 【写真まとめ】2025年「初売り」に並ぶ買い物客 阪神梅田本店(大阪市北区)は開店前から約3000人の買い物客が詰めかけ、予定より30分早い午前9時に開店。恒例の福袋は、約3万個用意された。 福袋は今年のえと「巳(み)」にちなみ、「ヘビー級」のブロック肉や白蛇をモチーフにした全長1メートルの大福などが数量限定で売り出された。この日はプロ野球・阪神タイガースの球団マスコット「トラッキー」が1日店長を務め、買い物客を出迎えた。 阪神梅田本店によると、ここ十数年は元日だけを休業日とし、2日から初売りをしていたが、取引先や従業員の就労環境に配慮して見直した。広報担当者は「社員がリフレッシュでき、お客様にも良いサービスを提供できる」と話した。 高島屋も大阪や東京などの店舗で、初売りを従来の2日から3日に変更した。従業員の働き方改革に加え、職場の魅力向上に伴う人材の確保が目的で、元日と2日を休業日にし連休となった。 大阪市内では阪急うめだ本店や大丸梅田店も3日に営業をスタートした。【大坪菜々美、露木陽介】