ジェシー"バム"ロドリゲス、「危険だと分かっている」防衛戦に挑む | ボクシング
スーパーフライ級のジェシー・ロドリゲスが防衛戦に挑む。危険な戦いだと感じているという。
ジェシー"バム"ロドリゲスは、2025年の輝かしいキャリアに向けて、自身の力を最大限に発揮しなければならないと感じている。日本時間11月10日、米・フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターでペドロ・ゲバラと対戦する。この試合はロドリゲスのWBC世界およびリングマガジン世界スーパーフライ級王座防衛戦となる。同日はジャロン"ブーツ"エニスがメインイベントに登場し、地元フィラデルフィアで凱旋試合を行う。エニスは指名挑戦者カレン・チュカジアンを迎えIBFウェルター級ベルトを防衛する。 ロドリゲス(20勝0敗、13KO)は、2024年にキャリア最高のパフォーマンスをすでに記録している。6月に米・フェニックスでファン・フランシスコ・エストラーダを相手に7ラウンドKO勝利を収めた。サニー・エドワーズ、シーサケット・ソー・ルンヴィサイ、カルロス・クアドラスらに勝利してきた自信の戦歴に新たにレジェンドの名を加えた。 ゲバラ(42勝4敗1分、22KO)との対戦では、バムはまたしてもベルトを奪取しようとするメキシコの強敵に向かうこととなる。元WBCライトフライ級王者のゲバラは、2024年5月にオーストラリア・パースでアンドリュー・マロニーを破ってWBC世界スーパーフライ級暫定王座を獲得している。35歳の経験豊富なゲバラは、この試合に勝利すれば2階級制覇を達成することになる。ロドリゲスは挑戦者の力をよく理解している。 「この試合が非常に危険だと分かっている」とロドリゲスは語る。「彼にとってはキャリア最大のチャンスであり、彼は僕の持っているものを奪うためにこれまで以上に飢えているだろう。しかし、僕を倒すことは誰にもできないと思っている。僕は精神的にも肉体的にも次元が違う。11月9日(※現地時刻)には、僕がまたショーを披露するのを目撃することになる」 「この試合は重要だ。彼に勝てば素晴らしいことが起こる可能性があるからだ。最近の試合と同様にこの試合にも真剣に取り組んでいる。人々がどう言うかに左右されないようにしている。ペドロが全力で挑んでくることは分かっている。この試合に勝てば彼の人生が変わる可能性があるが、残念ながら僕はそれを許さないだろう。僕の人生は今良い状態で、悪いパフォーマンスを見せるわけにはいかない。11月9日には輝くために試合に臨む」 「彼はまだ一度もKO負けをしたことはないが、僕は彼を倒せると信じている。良い印象を与え、自分をアピールするためにも、彼を倒しに行くつもりだ」 「まずはこの試合を乗り越えなければならないが、目標は2025年にアンディスピューテッド王者を目指すことだ。この試合にはこれまで以上に真剣に取り組んでいる。他の試合と同様に全力でトレーニングし、なすべきことをしっかりやれば、2025年のことを話すことができるようになる」 「ブーツ(エニス)と僕はボクシング界で最高のファイターの二人であり、11月9日にはお互いに素晴らしいパフォーマンスを発揮し、輝きを見せるだろう。素晴らしいショーを目撃することになるだろう。そして、王者としてリングを降りる」 フィラデルフィアでは、"ブーツ"エニスと"バム"ロドリゲスが試合を行う。元世界王者レイモンド“サヴェージ”フォードがスーパーフェザー級でオーランド・ゴンザレスと対戦し、ライトヘビー級のカリル・“ビッグステッパー”・コーがマヌエル・ガジェゴスと拳を交える。エルネスト“ティト”メルカードも、マッチルームデビュー戦でヘスス・サラチョとスーパーライト級10ラウンドの試合を行う。さらに、オースティン・ウィリアムズがジャン・ガリードと8ラウンドで対戦する。 ブーツプロモーションズのデニス・トンプソンとイスマイル・ムハンマドがリングに戻り、ザキン・モーゼスがプロデビューを果たす。モーゼスはパウンド・フォー・パウンドのスーパースター、シャクール・スティーブンソンの従兄弟でもあり、スーパーフェザー級4回戦で初めてプロのリングを経験する。
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