愛知で先行　ラーケーションの日

　山口県が導入した「家族でやま学の日」。県立高や特別支援学校の計61校でスタート。事前に申請すれば、年3日まで欠席扱いにはならずに休むことができる。小中学校は準備が整った市町から順次始めていく。 　愛知県ではすでに昨年9月、同様の制度「ラーケーションの日」を導入している。今年1月に実施した保護者アンケートでは、17・3%が既に休みを取得し、18・1%が取得する予定と回答した。 　ただ、県内で唯一、名古屋市は参加していない。同市教委の担当者は「平日保護者が休めない家庭もあり、公平性に欠ける」としている。 　確かに、読者からは平日休みにくいという意見もあった。「休みが取りにくい家庭も無理しないといけないのか」「休んで遊びに行った友達をうらやましがるだけでは」と懸念もある。 　安佐北区の会社員女性（22）は、海外留学した高校時代の体験を寄せる。「同級生が家族とキャンプに行くため平日に休んだ。学校の先生も『楽しんでね』と快く送り出していましたね。制度の充実より、子どもも親も自由に生きられる社会の雰囲気が大事ではないでしょうか」