「僕たちは”ニコイチ”」東方神起ユンホ&チャンミン、20年の歩みを語る
2005年に日本デビューをし、来年20周年を迎える、東方神起。デビュー当時、現在のように韓国出身のアーティストが日本で活躍することは当たり前ではなかった。常に日本で新たな道を模索してきたふたり。これまでの活動の歩みに迫る。インタビュー編。 【写真】約5年ぶり『ゲーテ』に登場、東方神起ユンホ&チャンミン
「まさか僕たちが20周年を迎えるなんて思いもしなかった」
東方神起が『ゲーテ』に登場するのは約5年ぶり。インタビューに入る直前、前回ご登場いただいた本誌を見せると「この時は若かったね」とユンホ。チャンミンは「次はまた5年後と言わず、もっと早くに呼んでくださいよ」と笑顔を見せた。 2025年の4月には日本デビュー20周年を迎える東方神起。これほど長く活動を続けられるとは、当の本人たちも思っていなかったという。 ユンホ デビューした時は目の前の仕事をこなすだけで精いっぱいでした。だから、まさか僕たちが20周年を迎えるなんて思いもしなかったですね。 チャンミン 練習生だった頃はデビューするのが夢でしたし、デビューしてからはいい曲をもらってかっこいいパフォーマンスをするのが夢でした。そうやって夢は何度も形を変えて、よくいえば進化し続けてきたということになるのかな? そうしたことの延長線上に20周年があるんだと思います。僕たちが大切に守ってきたことと、たくさんの方の想いが積み重なって、こうして20周年を迎えることになりました。 東方神起といえば2013年に海外アーティストとして初めて日産スタジアム公演を実現させたレジェンド中のレジェンド。韓国では今も彼らに憧れてスターを目指す人が後を絶たないという。そんな彼らだが、日本に来た当初は苦労もあった。 チャンミン 当時はお店にある小さなステージに立つことも多かったし、大学で歌ったこともありました。今みたいに日本語が話せたわけでもなく、日本で生活することにもまだ慣れなくて……。寮の前にあったラーメン屋さんが唯一の癒やしでした。 ユンホ 初めは韓国と車線が逆なことに慣れなくて怖かった(笑)。でもレインボーブリッジを走っている時に、海が似合うきれいな国だなと思いました。リスペクトがあるからここまでやってこれた そんな紆余曲折を経て、ふたりの絆も育っていった。これほど長く一緒にいても、お互いへのリスペクトは常にある。 ユンホ これは僕らふたりに共通することかもしれないけど、チャンミンはたとえその時は実力が足りなかったとしても、やるとなったら無我夢中で頑張るタイプ。以前からそうでしたが、年を取るにつれてさらに責任感が増しました。そんなチャンミンを隣で見ているから、僕も頑張ろうと思えるんです。 チャンミン ユンホこそ、仕事で手を抜くとか、適当にするといったことを僕はこれまで一度も見たことがありません。人って疲れたり、気が抜けることもあると思うんですよ。でもユンホに限ってそれはありえない。それがユンホを辛くさせてるんじゃないかなと思うこともあるんですが、この年になっても、20年活動を続けても、自分の仕事に真正面から向き合うユンホは本当にすごいと思います。