スコールズ氏、アーセナルに「少しがっかりした」 シーズン開幕当初はプレミアリーグ優勝と予想も攻撃面に見解
元イングランド代表MFのポール・スコールズ氏は、今シーズン開幕からこれまでにアーセナルが残した戦績について「少しがっかりした」と語った。イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。 【動画|ハイライト】スコールズ、ルーニーらレジェンドが“夢の劇場”に集う マンチェスター・U vs セルティック|レジェンズマッチ アーセナルは現在プレミアリーグ4位に立っている。リーグ戦5試合をこれまで戦って3勝2分の勝ち点11ポイントだ。勝利した3試合はウルブス、アストンヴィラ、トッテナムとのノースロンドン・ダービーであり、引き分けた2試合はブライトン、マンチェスター・シティが相手だった。また、引き分けた2試合はいずれも退場者が出るというアクシデントがあった。 スコールズ氏はアーセナルをプレミアリーグ優勝の最有力候補だとしながらも、これまでの戦績に満足していないようだ。 「アーセナルはいつかエティハド・スタジアムでマンチェスター・シティに勝たなくてはいけない。彼らはほぼそれを成し遂げたし、すばらしい努力を見せた。シーズン開幕した頃はアーセナルが優勝すると予想していたが、今シーズンのスタートには少しがっかりしている」 昨シーズン、アーセナルはプレミアリーグで91得点を記録した。これは、マンチェスター・シティの96得点に次ぐ2位だ。また、昨シーズンにプレミアリーグで記録した29失点はもっとも少ない失点だった。 そして、今シーズンはプレミアリーグで8得点と総得点数は同リーグ5位タイであり、3失点という数字は同リーグ2位の少なさだ。スコールズ氏はアーセナルの攻撃陣についてこう語った。 「今シーズンのアーセナルは前に出るのが下手だ。昨シーズンは得点を量産した。そして、夏にストライカーを補強するだろうと誰もが言っていたが、彼らは必要ないと判断したようだ。しかし、ここ数試合は苦戦しているように見える。なかなかうまくいっていないんだ」 今シーズンのアーセナルに対する意見は、攻撃面と守備面で意見が対照的となっている。元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏は、フランス代表DFウィリアム・サリバとブラジル代表DFガブリエウの2人は欧州最高のセンターバックコンビと称賛している。 しかし、トッテナム戦では決勝点が生まれるまでなかなかボールを支配することができず、この試合で記録したボール支配率は36パーセント。マンチェスター・シティ戦では2-1とリードしていた前半終了間際にベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが退場し、この試合で記録したボール支配率は23パーセントに留まった。 アーセナルは、昨シーズンのように前へと力強く攻め上がる姿をなかなかプレミアリーグで見せることができていない。だが、現地時間9月25日に行われたボルトン・ワンダラーズ(イングランド3部)とのカラバオカップ3回戦では5-1と快勝してみせた。 プレミアリーグ第6節のレスター戦でも攻撃陣が一体となって機能し、スコールズ氏の「プレミアリーグ優勝の最有力候補」という予想に応えることができるか注目だ。
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