同業者への“ライバル意識”が抑えられない…専門店の悩みにアドバイス続々
◆自分を選んでくれる利用者を大切に
例えの話なので、多少の相違があるであろうことはご容赦ください。今回の件に関して、お客さんの立場から考えてみるとライバル店の出現は、選択肢が増えたということだと思います。 かなりマイナーな業種ということは、お客さんの絶対数も少なく、ライバルの出現はご自身のお店のお客さんの増減にダイレクトに影響があるのかもしれません。でも、一度ライバルのほうに流れて、それでも戻ってきてくれたお客さんは、本当に相談さんのお仕事が好きで戻ってきてくれた方だと思います。 何か買い物をしようとしたときに、10個しか商品がないお店より100個商品が並んでいるお店を選ぶ人が多いように、選択肢が増えることは、購入する際の納得につながると思います。ご自身が信じるやり方で、よそのお店に行くお客さんの姿ではなく、自分のお店に来てくれるお客さんを見る、という気持ちでお仕事されてみてはいかがでしょうか。 ライバルの出現は、本当のファンを獲得するチャンスだと思いますよ!(東京都 40代後半 男性 会社員)
◆切磋琢磨できる存在だと意識
ライバルは競合でもあるのですが、同じサービスを広める同士でもあると思っています。 私はデザイン関係の仕事をしているのですが、デザインの効果や重要性を知らない人たちはまだまだ多く、それを広めるのは自社だけでは難しいです。同じくデザインの効果や重要性を知るライバルたちがそれを広めることで、社会全体のデザインの価値が上がり、お客さんの総数が増えると考えています。売上を考えると競合は驚異でもありますが、私はデザインが好きで、その価値を広めたいと思い独立しました。 ライバルたちはその価値を広める仲間でもあるので、一緒に成長できればと思っています。(神奈川県 50代前半 男性 自営業) (TOKYO FM「Blue Ocean」2024年3月8日(金)放送より)