スタバ労組、米3都市で5日間のスト計画 クリスマス前に拡大も
[20日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスの米国内525店舗の従業員1万人以上を代表する労働組合は19日、ロサンゼルス、シカゴ、シアトルの店舗で20日午前にストライキを実施すると発表した。賃金や人員配置などを巡る問題が未解決だとしている。 合意できなければ、ストは12月24日までの5日間に拡大し、全米の数百店舗に達する可能性があるとした。 労組は賃上げと店舗の人員増、より良い勤務シフトの実現を会社側に求めている。 スタバは労組が今週の交渉を早々に打ち切ったとし、交渉を継続する用意があると表明した。 米国では自動車産業など製造業に続き、サービス業でも労働争議が相次いでいる。アマゾン・ドット・コムの米国の7施設の労働者は19日早朝、ストに突入。クリスマス商戦の繁忙期に経営側に圧力をかけ、労働組合との交渉に入るよう迫る狙いがある。 全国労働関係委員会(NLRB)には、スターバックスが労組支持者を解雇したり、労働運動中に店舗を閉鎖したりするなどの違法な労働行為を行っているとして、数百件の苦情が寄せられている。 スターバックスは不正行為を否定し、労組結成の是非を決める労働者の権利を尊重すると述べている。