福島県国見町の魅力、学生の視点で発掘 上智大の地域課題解決プロジェクト 推し活事業推進やスタディーツアー提案
上智大の地域課題解決プロジェクトは2日間、福島県国見町の道の駅国見あつかしの郷などで行われた。学生らが、道の駅の取り組みや果物の生産が盛んな町内の農家を巡りながら収穫体験などを通じて町の魅力発掘の方法を探った。 大学院生やインド、オーストラリアなどの留学生を含む21人が町内を訪れた。初日、同事業に協力した道の駅を運営する国見まちづくりの鈴木亮一社長が事業内容を紹介したほか、就農を目指す地域おこし協力隊員4人が果物の生産などの取り組みを説明した。学生らは町の歴史を伝えるあつかし歴史館や阿津賀志山防塁なども見学した。 2日目は、くにみ農業ビジネス訓練所や八巻農園、食品加工会社のベジフルプランニングを訪ね、町の農業の現状を聞いたほか、ミニトマトなどの収穫体験も行った。道の駅に戻った学生らは体験活動をまとめ、町職員や鈴木社長らの前で発表した。「生産者の人柄にフォーカスした推し活事業の推進」「町内を巡るサイクリングの旅」「関東圏の学生や外国人向けスタディーツアーの誘致」などを提案した。
今月26日に大学内でも成果報告会を開く。 (県北版)