◇兄が踏んだ舞台へ 　「自分のプレースタイルや個性をきっと貫くことができる」と考え、滋賀県栗東市から京都国際の門をくぐった。 　２０２０年秋の公式戦は２桁背番号だったが、近畿大会の３試合をはじめ９試合中６試合に遊撃手として出場した。守備は「昔から強かった」と自負する肩を生かし、二塁への送球も素早い。３割を超えた打撃は長い腕を生かし、外角低めを打ち返せるのが強みだ。 　兄は滋賀県内の強豪・近江でプレーし、１９年夏の甲子園に右翼手としてスタメン出場。「守備では打球をミス無く捕るし、打撃では逆方向に打てる」と尊敬している。「僕も甲子園で安打を打ちたい」と憧れの人の背中を追いかけ、聖地での躍動する姿を夢見て準備を積み重ねる。【中島怜子】 ……………………………………………………………………………………………………… 　（１）栗東中（滋賀県栗東市）（２）１７５センチ６６キロ（３）右・右（４）恩返し（５）兄（６）ソースカツ丼 ……………………………………………………………………………………………………… 　【プロフィルの見方】（１）出身中（２）身長・体重（３）投・打（４）好きな言葉（５）憧れの人（６）好きな寮の食堂のメニュー 〔京都版〕