宇佐市の親子強盗殺人事件 血の付いた服、被告「事件と関わりがない」
大分放送
大分県宇佐市安心院町で、親子2人が殺害された強盗殺人事件の裁判員裁判で、被告は自分が洗った血の付いた服について、事件と全く関わりがないと説明しました。 【写真を見る】宇佐市の親子強盗殺人事件 血の付いた服、被告「事件と関わりがない」 この裁判では佐藤翔一被告(39)が2020年2月、宇佐市安心院町の住宅で親子2人を殺害した強盗殺人などの罪に問われています。 11日の公判は、検察側による被告人質問が行われました。佐藤被告は10日の公判で新たに事件当日、現場近くまでプロレスマスクの男を車で送迎したと述べました。 これについて、検察側がこれまでと供述内容が変わった理由を質問。佐藤被告は「男から報復と自分の関与を疑われると思ったから」と説明しました。また、この男の連絡先を聞かなった理由については、「報酬をもらったので、わざわざ自分にいたずらをするとは思わなかったので聞かなかった」と話しました。 また検察は、被告が犯行の際に着ていた服をコインランドリーで洗濯したあと、ゴミ集積場に投棄したと指摘していますが、被告は「男から服の処分を依頼された」と述べ、別の第3者による交通事故が起きて、飛び散った血を拭く際に服を使ったと聞いたなどと話しました。 被告人質問は12日も行われます。
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