消防かたる不審電話 市が注意呼び掛け 岩手・一関
一関市内で消防職員を名乗る男から「非常用の持ち出し袋を届けるので何人分必要か教えてほしい」という電話が一般市民宅にかかってきていることを市が確認した。市生活環境課は「市が防災袋を配布している事実はない」としており、何らかの犯罪につながりかねない不審電話として注意を呼び掛けている。 市内ではこれまでも、個人情報を聞き出そうとする特殊詐欺の予兆電話などが確認されている。近年は全国で匿名・流動型犯罪グループによる強盗事件が相次いでいることから、これまでとは違った内容で世帯情報などを聞き出そうとしているとみられる。 同課では「このような電話は詐欺グループからの可能性がある。すぐに電話を切り、警察署や消費生活センターなどに相談してほしい」としている。