定番メニューが高見え! 「生姜焼き風ポークソテー」のレシピ【パリ在住・井筒麻三子のおうちごはん】
以前のご飯日記で生姜焼きの献立をご紹介した際、「生姜焼きレシピが知りたい」というコメントを頂きました。それでは試作して……と思ってから、ふと気づいたのです。フランスの通常スーパーでは、薄切り肉ってほぼ売っていないんだよなーということを。献立をご紹介した際は、自宅でスライスした豚肉があったので作ったのですが、正直スライスって手間がかかります。日本のような薄切り肉が手に入りにくくても、生姜焼きができたら……と悩み、欧米でも手に入りやすいステーキサイズの豚肉で作ったら? と思いついたのがこちらのレシピです。 【レシピ】フランスの肉じゃが!? 「アッシ・パルマンティエ」の作り方 私なりのポイントは、ポークソテーも生姜焼きソースもワンパンで作りつつ、しっかり美味しくまとめること。豚肉は火を入れすぎると固くなってしまうので、弱めの火で短時間のうちに焼きあげます。熱々ソースをのせることで、出来たて生姜焼きを食べているようだけれど、ポークソテーはあくまでも柔らかでジューシィ。そんな感じを目指しました。 ソースはさっと炒めるだけなので、生姜とニンニクは小さめのみじん切りにするのがおすすめ。でも生姜っぽさを際立たせたいなら、大きめにすると生姜の存在感ありになります。甘さのないソースにしたい場合は、砂糖の量を半分の大さじ1/2程度にしても。ソースの配合で自分好みの味わいが簡単にできるのも、ミソです。 一見すると、一枚ポークで豪華な感じ。けれど食べてみると、ほっこり安心感のある生姜焼き味。そんなギャップで、おもてなしにも結構イケるんじゃないかな~と思っています。 記事の最後には、日本での講演のお知らせも! ぜひチェックしてくださいね。
いつもの味が、高見え! 生姜焼き風ポークソテーのレシピ材料(二人分)
・豚ロース 2枚(一枚約200g、厚み1cm程度のもの) ・玉ねぎ 1/2個 ・生姜 1片 ・にんにく 1片 ・油 大さじ1 ・塩、胡椒 各少々 たれの調味料 ・醤油 大さじ1と1/2 ・酒 大さじ1と1/2 ・砂糖 大さじ1弱 ・酢 小さじ1 作り方