「ステージに立っている姿が大好きでした」小澤征爾さん死去 市民が別れ惜しむ【長野・松本市】
世界的指揮者の小澤征爾さんが6日、都内の自宅で亡くなりました。信州と縁が深かった小澤さん。多くの人が別れを惜しんでいます。 先週…突然の訃報でした。 ■松本市民(70代) 「え!知らない…小澤征爾さんって世界的な人だからもっとすごい人だと思ったが普通の人だった、普通に私の横に座って、普通に子どもたちの演奏を聞いていてなんて素晴らしいんだろうと思って印象深かった」 6日、88歳で亡くなった小澤征爾さん。世界の第一線に立ち続け、日本のクラシック界をけん引しました。 1992年からは松本を拠点にサイトウ・キネン・フェスティバルの総監督を務め、30年以上にわたり信州の音楽の祭典を盛り上げました。 その会場の一つとなったキッセイ文化ホールなど3カ所に献花台が設けられ、きょうも別れを惜しむ人たちが訪れました。 ■献花に訪れた人 「大好きでした。小澤さんの曲。ずっとステージに立っている姿が大好きでした」 ■群馬から 「高崎の群馬交響楽団の合唱団に入っていまして、その縁で若い頃から小澤先生が指揮をしに来てくれて縁を感じて、よく励まされることも多かったので来ました」 ■群馬から 「すごく偉大な方なので、今後もずっと名前が世界中に残るんだなという感じ」 松本市内のそば店…サイトウ・キネンフェスティバルの公演写真が何枚も飾られています。佐々木文宣さんは2006年オペラの舞台に立ちました。 ■蕎麦倶楽部 佐々木・佐々木文宣さん 「(小澤)先生と表情と手の動きだけで音楽がどんどん出来てくる。あのマジックのような音楽づくりは小澤さんにしかできない」 市民や子どもたちとの交流を大事にしていた小澤さん。松本に音楽の文化を根付かせました。