英、労働ビザの条件を厳格化 移民抑制策、来春から導入
【ロンドン共同】クレバリー英内相は4日、移民抑制策として、技能労働者ビザ取得のための最低給与基準の大幅引き上げや、介護労働者らの扶養家族の帯同禁止など受け入れ条件を厳格化する5項目の計画を発表した。来春から導入される。 移民のドイツ国籍取得数は日本の12倍 受け入れに積極的な本当の理由 20年
英国では、入国した移民数から国を離れた人数を引いた「純移民」の増加が続き、昨年は年間74万5千人に達した。与党・保守党は移民削減を課題に掲げる一方、欧州連合(EU)離脱後は深刻な労働力不足に直面しており、野党や企業からは抑制策は逆効果との批判もある。 計画では、技術労働者ビザの取得に必要な最低年収基準を大幅に引き上げ、家族の呼び寄せなども制限する。