「西の京」アピールへ環境整備 「行くべき52カ所」受け市観光産業活性化委【山口】
山口商工会議所や山口観光コンベンション協会でつくる市観光産業活性化委員会(大庭達敏委員長)の臨時会合は13日、市役所で開かれた。米有力紙で市が「今年行くべき52カ所」に選ばれたことを受け、参加者30人が記事の反響や外国人訪日客の対応に関する情報共有、意見交換を行った。 事務局の市観光交流課が市の取り組みを説明。最新の対応として16日に、JR山口駅から記事で取り上げられた大殿地域の観光地を循環するタクシーの運行を始めることを伝えた。 同協会の有田剛専務理事は運営する観光情報ホームページ「西の京やまぐち」の閲覧数が、報道後に1万を超えたなどと反響の大きさを報告。同商議所の臼渕厚史副会頭は小売りや飲食業の会員事業所にキャッシュレス決済の導入状況を調査し、相談会を開くなど対応状況を伝えた。湯田温泉旅館協同組合の吉本康治専務理事は、新たに周知すべき市の魅力として秋穂二島の名称の由来となった雄島と雌島や秋穂八十八カ所霊場の巡礼を挙げた。 大庭委員長は「オール山口の取り組みとして市と観光関連団体が連携し、スピード感を持って観光客のおもてなし環境を整備するなどして、国内外へ『西の京山口』をアピールしていきたい」と話した。