GPHG2023受賞ウオッチに新色追加 夏らしい爽やかなデニムブルーで文字盤をアレンジ
近年のトレンドともいえる直径39.5mmのケース
本機は直径30mm~38mmの小径ケースが主流だった時代のタイムピースにインスパイアされつつも、近年のトレンドともいえる直径39.5mmのケースを採用。現行モデルでは希少なディテールとなるフラットベゼルを装備し、ヴィンテージ仕様のボックス型サファイアクリスタル風防との高低差によって、メリハリの効いたフォルムを作り上げた。1930年代ではアクリル風防がよく見られたが、高硬度を誇るサファイアクリスタルを美しいボックス型に切削して使用している。時計の心臓部には、信頼性の高いセリタ社製の自動巻きムーブメント、キャリバー SW261をベースとしたキャリバー RW4251を搭載。シースルーバックからはブランドのイニシャルを象ったW字型ローターを備える同ムーブメントの姿が鑑賞可能だ。
30万円台前半の求めやすい価格設定
往年のディテールと現代の技術を見事に融合させ、さらにファッショナブルかつ個性的なルックスも実現させた「ミレジム スモールセコンド」。価格も30万円台前半と購入を検討しやすい価格設定となり、多くの時計ファンにお薦めしたい良作である。
レイモンド・ウェイル「ミレジム スモールセコンド」
Ref.2930-STC-50011 34万1000円 スペック:自動巻き(Cal.RW4251)、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、カーフレザーストラップ。サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径39.5mm、厚さ10.25mm。5気圧防水。 ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/平野翔太