【マイルCS】チャリンの本気度 実際に取材した記者のジャッジは?
[GⅠマイルCS=2024年11月17日(日曜)3歳上、京都競馬場・芝外1600メートル] 13年ぶりとなるマイルCSへの外国馬襲来。英国馬チャリン(牡4・Rヴェリアン)の取捨に頭を悩ませている人も多いのでは? 直接、馬を見て、関係者を取材した記者のメモをのぞいてみよう。 生で追い切りを見た和田記者は個人的な感想として「全体的な馬体のボリュームを感じさせる〝欧州の短距離馬〟の印象。パワフルさは一枚も二枚も上な一方で、追い切りでは日本の芝に対応しうる前への推進力は感じさせなかった」と微妙なジャッジ。とはいえ、同時に陣営の本気度も伝わってきたという。東スポ競馬Webの「記者メモ」にはこうある。 「マイルCSへの出走はかなり前の段階から計画していました」とヴェリアン師 そもそもトレーナーは夫人が日本人という知日派。日本での調整や相手関係を熟知した上での来日なのは明らかで、物見遊山ではない。また、チャリンは「精神的に非常に強く、常にリラックスしています」とも。どうやら遠征向きの性格らしいのだが、本紙はそのあたりも確認済み。金曜に明神記者がチャリンが調整する京都競馬場に足を運び、次のようなメモを書き加えているのだ。 けさはスクーリング後、ダートコースでキャンター調整。帯同馬なしでの調整が続くが、パドック周回など、終始、落ち着きはらった姿が印象的だった。スプリンター体型でもマイルをこなせるのは精神的な強さも大きい さらにヴェリアン師を直撃し、京都外回りに不安がないことも説明してもらっている(動画で公開中)。硬い馬場への適性は保証できないが、初めての競馬場にテンションが上がってしまったり、下り坂に戸惑って力を出せないということはない――こう判断して良さそうだ。
東スポ競馬編集部