阪神38年ぶり日本一なるか、脱デフレ加速で注目の7銘柄
阪神タイガース優勝で「厳戒態勢」が敷かれた大阪の戎橋。38年ぶりの日本一になったら、大阪はどうなってしまうのだろうか(写真:東京スポーツ/アフロ)
阪神タイガースが9月14日に18年ぶりとなるセントラル・リーグ優勝を果たし、関西が大いに盛り上がっている。阪神の優勝が関西圏の経済に及ぼす効果は872億円、日本全体では969億円にのぼるとの試算もある。 さらに、14日から両リーグではクライマックスシリーズが始まるが、もし日本シリーズが阪神とオリックス・バファローズの関西対決となる場合は経済効果は1000億円超になる見込みで、関西経済だけでなく、日本全国に元気を与えてくれることになりそうだ。 さて、阪神タイガースが前回優勝を果たした18年前の2005年は、小泉純一郎内閣の「聖域なき構造改革」と、その具体策の1つである郵政民営化が注目され、日本の変革に期待した海外投資家が日本株を大きく買い越した1年でもあった。 2005年の日経平均株価は年間約40%上昇しており、阪神優勝は株式市場にとっては縁起がよい。足元で日経平均の年初からの上昇率24.5%(10月12日現在)だが、阪神タイガース優勝にあやかって、2005年並みの上昇を目指してほしいものだ。ちなみに、もし40%上昇ということになれば、年末の日経平均は約3万6500円となる。
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有沢 正一