囲碁の仲邑菫三段、韓国に移籍後初優勝 決勝で元世界覇者破る
今春、囲碁強国の韓国に渡った仲邑菫三段（15）が10日、現地棋戦「第7回国際春香選抜大会」の決勝で元世界チャンピオンの呉侑珍（オ・ユジン）九段（25）を破り、非公式戦ながら韓国移籍後初優勝を飾った。 【写真】元世界チャンピオンを破り、非公式戦ながら韓国移籍後初優勝した仲邑菫三段（左）=10日、韓国南原市、ハンゲーム提供 2019年、当時史上最年少の10歳で日本棋院のプロ棋士になった仲邑は、昨年2月にこれも史上最年少記録の13歳でタイトルホルダーになったが、今年3月、日本人棋士として初めて韓国棋院に移籍。移籍後3カ月で早くも棋戦覇者となった。 現地報道によると、現在韓国女子ランキング10位。対局は韓国の民族服チマ・チョゴリを着て行われ、ランキング4位の格上の呉を相手に、先を急がない手厚い構えで押し、寄り切る堂々の勝利だった。（大出公二）
朝日新聞社
