【珍車!?紹介】シートが低すぎるにもほどがある?! アメリカ製の超ぶっとびスポーツバイク〈アリゲーター A-6〉
アメリカ・ロサンゼルスの「ピーターセン・オートモーティブミュージアム」には、数多くのオモシロ珍しい車両が展示されている。本記事では、シート高が不適切なほどに低すぎる、このマシンを紹介する。 【この記事の写真をまとめて見る】アメリカ製の超ぶっとびスポーツバイクはあまりにもシートが低すぎる!?
あのエディ・ローソンも愛用中のマシン!!
「アリゲーター A-6」と名付けられたこのバイクは、F1やルマンなどで活躍したアメリカ人レーサー、ダン・ガーニーが創設した「AAR(All American Racers)」というレーシングカーコンストラクターの一部門が手がけたもの。見てのとおり、世の中のどんなバイクより低いであろうシート(高さは18インチ=約457mm)が最大の特徴だ。 これは、高身長だったダン・ガーニーが“ほとんどのバイクで適正なライディングポジションが取れず、どうしても前かがみになってしまう”ことを解消するために生まれたアイデアだという。前かがみになるなら、それを適正化すべくシート高を下げればいい…というわけだ。 まるで地面に座るかのようなこのライディングポジション、はたしてどんな操縦性なのか…。AARのWEBサイトに掲載されている、試乗したライダーたちのコメントを拾ってみると、機敏でいながら自信を持って操縦できる安心感にも溢れており、そのハンドリングはとても優れているとのこと。 これは極端に低くされたシート高によって生まれた“劇的に重心が低い”という副次的メリットが要因らしい(ホイールベースも60インチ≒1520mmと長め)。しかもこのA-6、テストにはかのエディ・ローソンが参加しており、愛車の1台として所有しているというからさらに興味をそそられる。 【ALLIGATOR A-6】米AAR社が開発したアリゲーターA-6。ライディングポジションはなんとも独特で、ライダーはバイクに跨るというよりも”潜り込む”ようなイメージ。ステップが足を前に投げ出すフォワードコントロールなのは…ココしかステップの置き場所がないから?!
ホンダXRエンジンで最高速250km/hオーバー?!
A-6のエンジンはホンダXR650用の単気筒で、これを排気量アップなどで70psまでチューニングし、クロモリパイプで構成されたトレリスフレームに搭載。燃料タンクはシート下に配置されている。ホイール径は前後17インチだ…… ────────── ●文と写真:ヤングマシン編集部 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ヤングマシン編集部
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