自動車保険の水増し請求を行っていたビッグモーターが、今度は、架空の自動車保険契約を結んでいた疑いがあることがわかりました。 ビッグモーターをめぐっては客の車に故意に傷をつけ保険金を水増し請求していた問題に絡み、国交省や金融庁、消費者庁などが調査を行っています。 こうした中、去年、福井県内のビッグモーターの店舗で、個人が所有していない車両を対象とした契約が、複数あったことが関係者への取材で新たにわかりました。 保険の契約件数を多く見せるために、架空の自動車保険契約を結んでいた疑いがあります。 ビッグモーターは日本テレビの取材に対し、「架空契約があった可能性については把握していて、現在、調査中」としています。 金融庁は、保険業法違反にあたる可能性も視野に、調べていくとみられます。 また、ビッグモーターの問題をめぐっては、金融庁はきょうにも損保ジャパンや東京海上日動、三井住友海上など、損害保険会社7社に対し、報告徴求命令を出す見込みです。 ビッグモーターとの取引の実態や、保険契約者への対応について契約者保護の観点から調べる見通しです。