２０日夕方、徳之島の住宅で住人の５５歳の保育士の女性が血を流して死亡しているのがみつかりました。 女性の体には鋭利なものでつけられたとみられる傷があり、警察は殺人の疑いで捜査を進めています。 警察によりますと、２０日午後６時ごろ、伊仙町佐弁の住宅で、この家に住む保育士の菊池房子さんが血を流して倒れているのを関係者が見つけて、１１９番通報し、駆けつけた消防によって、その場で死亡が確認されました。 菊池さんの遺体には鋭利なものでつけられたとみられる傷があり、出血がありましたが、周辺から凶器らしきものは見つかっていないということです。 警察は現場の状況などから殺人の疑いで捜査を進めています。 島で起きた突然の事件に、親族からも驚きの声が聞かれました。 菊池さんの親族 「（菊池さんは）頼まれると断れない感じの人。集落にとって必要な人だった。こういうことが起こるとは思わなかった」 警察は捜査に支障があるとして、遺体の傷の部位や数などについて、明らかにしていません。 警察は現在、菊池さんの死因や、住宅に物色された形跡がないかなどを調べているということです。