【チャンピオンズC】連対率35%超え「前走2番人気」 データから推せるテーオーケインズ
勝ち馬が多いのはJBCクラシック組
2023年12月3日に中京競馬場で行われる第24回チャンピオンズC。JBCクラシックから東京大賞典へと続く、ダート中距離GⅠ・JpnⅠの第2弾である。 【チャンピオンズカップ2023 注目馬】海外を転戦し着実にレベルアップ、先行力武器にGⅠ制覇だ! SPAIA編集部の注目馬を紹介(SPAIA) そんなチャンピオンズCにはどのような傾向があるのか。2013年まで阪神競馬場で行われていた、前身のジャパンカップダートも含めた、過去15年分の成績を基にして検証していく。 ☆所属 このレースは「ジャパン・オータムインターナショナル」の最終戦となるが、ここ15年で海外からの参戦馬は馬券に絡んでいない(なお、参戦したのは7頭のみ)。馬券に絡んでいるのはすべてJRA所属馬で、栗東所属馬が13勝(27連対)と、美浦の2勝(3連対)を大きく引き離している。勝率、連対率でも栗東勢がリード。ちなみに、昨年は出走した16頭すべてが栗東所属馬だった。 ☆性別 牝馬で優勝したのは、15年のサンビスタだけ。2、3着馬は1頭も出ておらず、馬券に絡んだ他29頭は牡馬かセン馬だった。 ☆年齢 勝ち馬が出ているのは3~6歳まで。この4世代に大きな差はないが、勝ち星や勝率など、トータルで見ると5歳馬がやや有利だ。 ☆前走クラス 勝ち馬が出ているのは、前走がGⅢか、地方を走っていた馬のみ。2着馬もこの2クラスから14頭出ている。例外は09年の2着馬シルクメビウス(OPのトパーズS経由)。海外帰りの日本馬は、08年カジノドライヴ(BCクラシック12着→6着)、17年ロンドンタウン(コリアC1着→15着)と結果が出ていない。なお、前走で芝を走っていた馬は、クラスにかかわらず、すべて馬券圏外。餅は餅屋、ということだろう。 ☆主な前走レース 最も勝ち馬を出している前哨戦はJBCクラシックで、5頭の勝ち馬が出ている。2着馬も6頭いるので、JBCの開催場所がどこであれ、信頼できるステップレースと考えていいだろう。続いて南部杯の3頭。こちらは勝率が20%もある。みやこS、武蔵野Sも勝ち馬を出しているが、勝率や連対率は上記の2レースと比べると、少し見劣ってしまう。 ☆前走着順 勝ち馬15頭中、前走で4着以内だった馬は13頭。2着馬も同じく13頭で、3着馬は12頭と、多くが馬券に絡んでいる。 ☆前走人気 勝ち馬は全て前走で5番人気以内に支持されていた。特に、前走で2番人気の馬は勝率17.6%、連対率35.3%と好走率が高くなっている。前走6番人気だと勝ち馬が出ておらず、前走7番人気以下になると、連対馬も出ていない。 ☆その他 その他で気になったデータを挙げると、前走の着順不問で、1.2秒以上負けた馬は、本番で連対していない。