集まった署名は14万筆超「柏崎刈羽原発」再稼働の是非を問う『県民投票』条例制定を直接請求へ 新潟県
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の是非を問う『県民投票』の実施を目指す署名がおよそ14万筆集まったと、市民団体が発表しました。 条例制定を請求できる数を超えていて、3月にも花角知事に直接請求する方針です。 【写真を見る】集まった署名は14万筆超「柏崎刈羽原発」再稼働の是非を問う『県民投票』条例制定を直接請求へ 新潟県 7日午前には、署名簿の入っている段ボールが新潟市西区役所に運びこまれました。 【柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会 広瀬喜代子 請求代表者】 「一人ひとりの声を聞いてほしいという、本当に当たり前の思いを、県議会の議員の皆さんには、本当に伝わってほしい…」 『県民投票』の実施には県議会での条例制定が必要ですが、知事に直接請求するためには、新潟県内の有権者数の50分の1となるおよそ3万6400人の署名が必要となります。 10月下旬から始まったこの署名活動は、一部の市町村を除いて12月下旬まで続きました。実施した市民団体によると、7日現在で14万1092筆の署名が集まったということです。 【柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会 朝倉奏 請求代表者】 「花角知事は知事選の際に県民の信を問うとおっしゃったわけですが、この14万筆を超える多くの民意を受け止めていただけたらなと思っています」 かつても同様の署名活動が行われましたが、2013年の県議会では条例案は否決されていました。 【柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会 佐々木寛和 請求代表者】 「県民がみんなで投票して決めたいという意思を、ゆめゆめ忘れるというか、無視することはまずあり得ないと思いますので、やっぱり県議会でしっかりもんでくださいという意見をつけていただきたい」 市民団体では3月に新潟県知事に条例制定を直接請求する方針です。 今後、花角英世知事や新潟県議らと直接会い、思いを説明していくとしています。
新潟放送
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